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研究プロジェクト

概要重点研究領域参加学生と研究テーマ修了生 

プロジェクトの概要

本プロジェクトでは、「市民社会の形態変容 日独比較の観点から」という共同研究課題のもとに、東京大学大学院総合文化研究科ならびにマルティン・ルター・ハレ・ヴィッテンベルク大学の両パートナー校のプログラム参加教員、参加学生が共同で研究を進めます。本プロジェクトでは、日独における市民社会の形成と現状について、第二次世界大戦前後の連続と断絶、両国の歴史的、社会的、文化的条件の異同を含めて比較の視点から検討します。

プロジェクトの重点研究領域


1. 市民社会の概念史
2. 市民社会のアクター
3. 市民と国家の関係
4. トランスナショナルなコンテクストのなかの市民社会
5. 市民社会に対抗する動き

プロジェクト参加学生と研究テーマ


庇護権と国民国家の歴史社会学的研究-戦後西ドイツの庇護政策の起源
カントの社会思想における自然概念
博物館における「負の歴史」の記憶と継承
近・現代ドイツ文学に描かれた市民社会と市民のイメージの変遷について―森鴎外の翻訳文学を参照枠に
西ドイツにおける歴史政策(1969-1974)―ハイネマンの試みに関する考察
大下理世
戦間期上シレジアにおける住民とネイション
「否定的なもの」という概念について
N. Luhmann 政治システム論における経験的記述の可能性と限界
中世後期ならびに近世ドイツ都市における軍制と都市招集部隊-とくに帝国都市ニュルンベルクの例を中心に
ナチズム体制崩壊後の「ドイツ=ユダヤ関係」の展開―和解の試みとその限界
戦後西ドイツの外国人労働者政策―ナチ時代との連続・非連続性に関する考察
ドイツの社会経済政策とEU空間における欧州雇用戦略
ドイツの奉仕活動制度―市民参加に対する国家の関与事例として―
渡部聡子
日本の東南アジア外交の背景にある思想の連続性や変化

修了生の研究成果・博士論文

  
2014年度
東ドイツの「文化同盟」(1945年―1958年)―知識人たちの自発性をめぐって―
伊豆田俊輔
カントにおける倫理と政治 ―根本悪・市民社会・共和主義―
齋藤拓也
2013年度
Das Schächtverbot von 1893 und die Tierschutzvereine: Kulturelle Nationsbildung der Schweiz in der zweiten Hälfte des 19. Jahrhunderts(1893年のシェヒター禁止と動物保護協会:19世紀後半スイスの文化的ネーション形成)
穐山洋子
三聖界選帝侯領における魔女迫害の構造比較 ポリツァイと請願を中心に
小林繁子
2012年度
化学物質政策の移転と変容:政策ネットワークの視点から見たEU・ドイツ・日本
安達亜紀 
2009年度
ヴァイマル共和国における監獄改革・犯罪生物学・釈放者扶助
佐藤公紀  
ナチ・ドイツにおける労働動員 -ドイツ人、外国人、強制収容所囚人:ユンカース航空機・発動機製作所を事例に-
増田好純  
  

プログラム修了生

  

1893年の「シェヒター」禁止と動物保護協会活動に見る19世紀後半のスイス・ネーションの形成
グローバルな環境政治におけるEUの役割と発展
ホロコーストの生き残りと戦後ドイツ社会
フリッツ・バウアーと西ドイツの民主主義 1950-60年代を中心に
東ドイツの「文化同盟」1945-1971―自発的結社と大衆組織の結合
ドイツにおける1913年国籍法改正議論と「国民」観念
近世都市における医療家の社会的立場と役割―ケルンの理髪師組合を例にして―
戦間期ドイツにおける暴力の経験とナチズム
ハイデガー・レヴィナス・デリダにおける現象学の言語理論―言語の遡及的要求を巡って―
冷戦初期におけるオーダー・ナイセ線とポーランド像―東西ドイツの比較と連関
戦前日独におけるキェルケゴール思想の受容
コソボの治安部門改革
トリーア選帝侯領における共同体の法実践―中世後期から近世まで
カントの政治思想における法/権利と徳の結合、あるいはカントの共和主義
社会復帰と規律―1920年代ドイツにおける監獄制度の研究
ハンス・ゲオルク・ガダマーの解釈学
中世ドイツの聖界諸侯宮廷における自己意識と他者認識
ドイツ人住民と占領 ―ベルリンにおける食糧問題を中心に―
日本における市民運動と戦後補償―90年代以降の動向を中心に
19-20世紀のドイツおよびオーストリアにおける政治シンボル:「ドイツ問題」と国旗の関係を中心に
ヨーロッパのアンチヒューマニズムの精神史におけるエルンスト・ユンガー
日本の防共・枢軸外交の再検討
ユンカース航空機・発動機製作所の外部収容所複合体
文学における<崩壊した東ドイツ>―場所をめぐるイメージ
空襲イメージと市民社会―両大戦間期ドイツの民間防毒・防空
欧州評議会・言語政策部門の活動とそのヨーロッパを越えた可能性―歴史教育との関わりと教育政策への展望